帰国の日の夕食は決まって豪勢なタイ料理
何度もバンコクに出張していると一つのパターンが出来てくる。その一つが帰国の日の夕食だ。
私はいつもJALを使用していたのでバンコクからの帰国便は午後11時過ぎに出発する夜行便である。
ここで現地販社の技術者達は仕事が終わってから出発時刻の近くになるまでの数時間を一緒に夕食をとりながら過ごしてくれたのだ。
こう言う日の夕食は決まって豪勢なタイ料理だ。バンコク市内には日本人達が行くタイ料理専門の有名なレストランもあるが、彼らと行くレストランは決まって郊外にあり、日本人は恐らく滅多に行かないような造りのお店であった。ほとんどが簡易な屋根を備えたオープンな感じの造りでいかにも南国風だった。
彼らも心得た物で、毎回違ったところに案内してくれた。彼らからすれば会社の金で普段食べられないような豪勢な料理を食べられるのだから、彼らなりに調べた結果のチョイスだったのだろう。
こう言うレストランでは日本語のメニュー等あろうはずがないし、私は料理の選択が一切出来ない。タイの技術者に任せるしかないのだ。ただ彼らは「○○は食べられるか?」、「辛くても大丈夫か?」と確認しながら主にカニや海老の料理を頼んでくれた。勿論私が食べたことのないようなタイ料理もたくさん出てきた。
私が知っているのはミーゴレン(焼きそば)とナシゴレン(焼き飯)それにトムヤムクンぐらいの物だ。この三種類にしても加える中身で色々と名前が変わってくるのだから彼らが色々と説明してくれて私の好きそうなものを選んでくれた。
バンコク市内のレストランで食べるより格段と美味しく感じられた。
彼らとは車でレストランに来るのだが、彼らは平気でビールを飲む。勿論私に付き合ってくれてのことだ。彼らはこれで自宅まで帰るのだから完全に酒酔い運転だ!!
出発時刻の2時間ぐらい前になるとタクシーを呼んでくれて私を空港まで送ってくれるのだ。しかし彼らは、料理が残っているといって帰ろうとはしない。そのため、彼らと最後まで一緒に食事をしていることはなかった。
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