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2009年1月13日 (火)

イタリアとギリシャでの並行の仕事

2004年(平成16年)の2月ぐらいだったと思う。私はアテネオリンピックの仕事とイタリアの造船所での仕事を並行して行っていた。

前年にアテネオリンピックの仕事が始まったのだが、年が明けて直ぐにアメリカの販社が受注した11万トンクラスのクルーズ客船に大型スクリーンを取り付ける仕事の指導をイタリアで行って欲しいとの連絡が入った。

ギリシャに行くついでにイタリアに寄れば良いと思い簡単に了解したが、これが大ごとだった。イタリアの造船所はモンファルコーネと言う所にあり、アテネとモンファルコーネの間には直行便がないのだ。アテネからだと一旦、ミラノのリナーテ空港に入りそこからトリエステまで飛ばなければならない。リナーテ空港からトリエステまでは国内線で1日複数便が飛んでいるものの、アテネとリナーテの間は便数が限られていた。従って、この間の移動に優に一日を費やしてしまうと言う位置関係だった。そんなこととは露知らず、簡単に行けるものだとばかり思い込みでこの両方の仕事の並行作業を引き受けてしまったのだ。

Photo_2 

実際の仕事をしてみると両方の都市の距離と南北の緯度の差で大変な重装備をして出張しなければならなくなった。アテネは真冬でも東京より若干暖かいのだがモンファルコーネは恐らく仙台かそれよりも少し北の方の温度だし雪も多い、しかも海に浮いた10階建てのビルよりも高い船の甲板で仕事をしなければならないので、アテネから入った場合は相当にきつい環境だった。

実際、モンファルコーネでの仕事の間は小雪に見舞われることが多くて、ニット帽を被り、手袋をして熱い防寒着をして仕事をしていた。その反面、アテネは朝晩は冷える物の日中は13~14度ぐらいなので重装備はしなくて良かった。

日本を出発する時はこの両方の装備を持っていかなければならず大荷物だった。どちらかの都市から移動する時は行き先の天候や気温に合わせて荷物を作り直し、残った物はホテルに預けると言う方法をとっていた。

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