豪華客船での仕事inニューヨーク・・・完成・引渡し
次の航海には私は乗っていなかったが、私の代わりに来た調整技術者とジョンで調整を完了し、船員のオペレーターに使用方法のトレーニングを行った。
ユニットを取り付けてしまえば天候に関係なく仕事が出来る。フレームの中は勿論防水だし風も来ないから自由にアクセスしコントロール機器や電源機器を触る事が出来る。
映像の調整はリモート装置を使って行った。画面の前面にいないと画面の良し悪しを判断する事が出来ないし色合いも調整できない。そのため甲板の壁に調整用のケーブルの取り出し口(コンセント)を設けておいたのでここにリモートコントローラを繋いで画面の調整を行った。
船の中には大きな映像送出室があってそこから映像を流してもらったり、持ち込んだ機器をフレームの中に設置して色々な映像や文字等を出したり画角の設定を行ったり、切り替えの確認等を行った。
この大型スクリーンの目的は乗客に映画を見せるための物であり、日中日光浴をしながら映画を見たり、夜は星空の下で映画を見る等の娯楽の範囲を広げるための物である。
そのために日中の太陽下での画質の評価が重要になってくる。勿論入力されるソースの画質にも左右されてしまうために自前で持ち込んでプロモーション用のビデオを再生し、スクリーン元来持っている性能を確認した上で船の映像送出室から送られてくる映像がどの程度劣化するかなど確認しながらオペレーターに認識させていった。
調整は1週間の航海で完璧までに仕上がり、最後の日にはこのスクリーンを専門的に運用するオペレーターと責任者に取り扱い、緊急時の対処方法など綿密なトレーニングを行った。
その上で、正式な引渡し書にサインをもらい船側に引き渡した。私はこの全ての仕事に立ち会っては居なかったが、メールで連絡を取り合いジョンの協力を得ながら調整技術者をコントロールして実施した。
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